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勝木 崇 院長
カツキ タカシ
TAKASHI KATSUKI |
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勝木デンタルクリニック |
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出身地:石川県 |
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趣味:テニス、スキー |
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好きな作家:星新一 |
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好きな映画:『フェイク』(1997年・米) |
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座右の銘:歩みを諦めない |
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好きな音楽:クラシック |
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■マイクロスコープとの出会い |
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もともとは医学部志望だったのですが、受験を前にし、口腔内の健康が全身の健康につながっていくことに気づき、この道を選択しました。お医者さんは当然、身体すべてを診ていくわけですけれども、歯科医師もその一翼を担えるならばと考えたわけです。
大学卒業後は歯髄生物学分野、いわゆる根管治療を専門とする医局へと入局しました。実は、学生時代、この分野がもっとも私にはわかりにくく、苦手を克服する意味もあってこちらに進んだのですが、そこで顕微鏡(マイクロスコープ)にも出会うことになりました。しかし大学といえども、1人に1台、マイクロスコープがあるわけではありません。その後、現在もご指導頂いている恩師との出会い、また勤務先ではフルタイムで顕微鏡を使わせていただき様々な経験を経て現在に至っています。 |
■しっかり見ながら治療をするということ |
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一般的にマイクロスコープは、特定の治療のこの瞬間だけに必要と考えることが多いと思われますが、当クリニックでは基本的にすべての処置をマイクロスコープをのぞきながらおこなっています。根管治療はもとより、歯周外科かメインテナンスも含めた歯周病治療、むし歯の診断やその除去、咬み合わせの調整等、多岐に渡ります。歯を削る場合にも、顕微鏡を見ながら削っていくということになります。
目隠しをしたまま何かするのと、見て何かするのと、どちらが精度が高いかと言えば、それは当然後者ですよね。ですから、対象をよく見て処置をする為に使用しているという感覚なのです。
これは、患者さんにとっても当たり前の風景のようです。入口に滅菌処理済みのスリッパがボタン1つで出てくる器械が置いてありますが、マイクロスコープより、むしろそちらのほうに驚かれていますね(笑)。 |
■自らの状態を知り、納得して治療を受けていただきたい |
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マイクロスコープのメリットは、大きく分けると3つあります。1つは、対象を拡大して見えること。当院のマイクロスコープの場合、3倍から23倍まで拡大することが可能です。歯科用ルーペは倍率を変えることが基本的にできないものですから、それは大きなメリットと言えます。
次に挙がるのが、明るさです。当院の顕微鏡はキセノンライトを使っています。通常のライトであり、ハロゲンやLEDと比べて非常に強力でかつ白色光のため、根管内や深い歯周ポケットの奥まで非常にクリアな視界を提供してくれます。いくら拡大できたとしても、暗ければ当然中を見ることはできません。対象を明るく照らして見ることができるのは、もう1つの利点ということになります。
そして3つ目が、映像を動画として残すことができる点です。虫歯の部分を取り除き、周囲に壁を作って準備を整えたところでラバーを張り、根の治療をしていきます。こういったことを言葉で説明しても、イメージするのは難しいですよね。それが動画であれば、一目瞭然ということなのです。
患者さんの立場になってみれば、自分の状態は知っておきたいと思いますし、どんな治療がされているのかも理解したいと思うのです。納得して治療を受けていただくためのツールとして、マイクロスコープは非常に有用だと考えています。 |
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■治す、そして健康になることを目標に |
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むし歯で穴があくその前の状態、痛くなって歯の神経をとるその前の状態、歯周病で歯がぐらぐらになるその前の状態。治るということは元の状態に戻るということではないかと思いますが、歯の治療の場合、厳密に言えば治るというのは非常に難しいのが現状です。むし歯で穴があいてしまえば、そこは人工物で埋めてしまわなければなりません。歯周病で失われた骨や歯茎を元に戻すのは極めて困難です。だからこそ治すことを目標に、健康になるということにこだわりたいと思います。健康を目指していけば、自然と美しさもついてくるのではないでしょうか。 |
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■これから受診される患者さんへ |
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きちんとよく噛めて、よく食べられる方は、やはり元気な方が多いように思います。それは多くの患者さんを目にして、実感していることです。とはいえ、その健康というものに対し、私がどの程度貢献できているかは定かではなく、まだまだ道半ばであることを自覚しています。患者さんには申し訳ないのですが、治すことを100%保証することはできません。しかし、一生懸命に治療することは保証できることであり、私の力の限りを尽くしていきたいと思っています。
※上記記事は2017年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。 |
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