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両国きたむら整形外科

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北村 大也 院長
インタビュー
北村 大也 院長 キタムラ ダイヤ
DAIYA KITAMURA
両国きたむら整形外科
出身地:千葉県
趣味・特技:スキー、トレーニング、ランニング
好きな本:中国古典
好きな映画:スター・ウォーズ、ロード・オブ・ザ・リング、ゴッドファザー
好きな言葉:自由
好きな音楽:ハードロック、ヘビーメタル、ジャズ
好きな場所:雪山
■この職業を志したきっかけ、現在に至る経緯などをお聞かせください。
私は子供の頃から心配性なところがあって(笑)。もしも家族や友人がケガをしたり病気になってしまったとき、自分は何ができるだろうと考えていました。小さい頃に「人の役にたつ仕事でご飯が食べられるのは幸せなことだ」と言っていた父の言葉にも後押しされて、医師の仕事を志すようになったんです。東京医科歯科大学医学部に学び、卒業後は整形外科教室に入局。その後は関連病院などで経験を重ねましたが、「レントゲンを撮って・湿布をして・痛み止めを服用する」という一連の治療で、果たして根本的な治癒が望めるのかと疑問を感じるようになって。辛い痛みに対して運動機能学的な側面からアプローチできる「スポーツ整形」や「リハビリテーション」の現場を経験するほか、帝京大学医学部麻酔科に勤務。それぞれに異なる環境にある患者さんに対して、リハビリと投薬を組み合わせるなどして最適な治療法をご提案できるようになりました。開業前には人の体を多角的に診療する「総合診療」を行うなかで研鑽を積み、2014年7月から『両国きたむら整形外科』の院長として仕事をしています。

北村 大也 院長 北村 大也 院長

■『両国きたむら整形外科』についてご紹介ください。
当院は両国駅から歩いて3分ほど、京葉通り沿いに建つビルの2階にあり、整形外科的な痛みについて手術を除くあらゆる方法で対応しています。来院される患者さんは、スポーツをしている中高生から、ご高齢の方までさまざま。以前勤務していた新宿の診療所時代の患者さんがお見えになることもありますし、アクセスの良さもあって千葉県や神奈川県から来院される方もいらっしゃいます。開業にあたってこの場所を選んだのは、以前勤務していた同愛記念病院からほど近いという事も決め手になりました。現在も月に2回ほど外来の診療を担当していますし、手術など専門的な治療を必要とされる患者さんを安心してご紹介することもできます。また、当院と同じビルの4階には系列の『両国こんごう整骨院』があり、リハビリなどについてはこちらの施設と連携しています。こうして地域の中核病院や専門機関と連携を図ることで、多くの患者さんに充実した治療環境をご提供したいと考えています。

■患者さんと接する際に心がけていることは何でしょう?
北村 大也 院長来院される患者さんの痛みを和らげることはもちろん、不安な気持ちを取り除きたいと思っています。患者さんの表情や目の動きなどにも注意を払い、患者さんの話をしっかり聞くということを心がけていますね。患者さんはそれぞれに年齢や置かれている環境が異なるように、治療のゴールやアプローチの方法もさまざまです。ご高齢の方に「運動しましょう」と言っても無理がありますし、中学生や高校生に薬を多用するのは避けたいですよね。たとえ同じ場所を骨折したとしても、スポーツ選手と一般の方ではリハビリ後に求められる運動機能が違います。ほかに服用している薬との飲み合わせに問題がないと判断すれば積極的に薬を処方したいと思いますし、西洋医学でアプローチできない痛みについては漢方薬を処方することもあります。また、治癒後に高いパフォーマンスが求められるスポーツ選手などについては、医学的根拠のもとに行うリハビリテーションで運動機能の回復を図ります。両者を上手に組み合わせることによって、患者さん一人ひとりにベストな治療法をご提案して行きたいですね。とは言っても、どんな治療法を選ぶのか、その選択権は患者さんにあります。患者さんご自身が主体的に治療を行っていく事こそが、私たちが考える理想の形なのです。

■先生が提唱される「セルフケア」とはどんなものですか?
「セルフケア」とは、心・身体・環境を患者さんご自身でコントロールしていくこと。ご自分の状態をしっかり把握することによって、望ましい状態へと導いて行きましょう、という考えです。たとえば、一日に3回服用する薬が処方されたとしますよね。薬袋には朝・昼・晩と毎食後飲むように書かれているけれど、痛みはいつも夜寝る前にやって来る…。それならば食後に薬を飲むのではなく夜寝る前に飲みましょう、と。そうしたこともセルフケアの考え方の一つです。会社のデスクワークで夕方を過ぎると腰が痛くなるのなら、その前にストレッチをして身体をほぐしてあげることも有効。ご自分の身体を良く知ること、痛みを和らげる方法をたくさん知っておくことによって、自分にいちばん合う治療法を見つけられるようになるもの。もちろん私たちもみなさんの健康をサポートいたしますが、患者さんご自身も心・身体・環境を上手にコントロールしながら充実した毎日を送っていただきたいと思います。

■最後に、サイトをご覧になる皆様にメッセージをお願いします。
痛みの判断は非常に難しくて、種類や感じ方、表現の仕方も人それぞれです。ある女性が胸の痛みで大学病院に行ったら、外科・内科・産婦人科と3つの科を受診することになった、という話があるほど(笑)。どの科でも診断がつかずに整形外科にいらっしゃったわけですが、このようにあらゆる「痛み」について対応しているのが私たち整形外科医。よろず相談所・総合診療所といったイメージで、どんなことでもお気軽にご相談いただければと思います。

※上記記事は2014.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。


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