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中島 茂 院長
ナカジマ シゲル
SHIGERU NAKAJIMA |
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なかじま歯科医院 |
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生年月日:1956年1月15日 |
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出身地:東京都 |
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血液型:B型 |
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趣味・特技:写真 |
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好きな本・愛読書:クインテッセンス(歯科専門雑誌) |
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好きな言葉・座右の銘:誠意 |
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好きな音楽:ジャズ |
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好きな場所・観光地:仕事場です |
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■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。 |
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実家は個人で商売をしていたものですから、サラリーマンになるというのはそもそもピンとこなかったわけです。ただ、かといって商売を継ぐ気もさらさらなく(苦笑)、残った選択肢が小さい頃から思っていた医療の道だったというところですね。
日本歯科大学を卒業して昭和59年(1984年)にこの地に『中島歯科医院』を構えました。28年が経ったことになりますから、それは僕も年をとるわけです(笑)。患者さんも多くが子供から大人になって、中には自分の子供を抱えて「見てください」といらっしゃる方もいます。小さなことですが、そうしたちょっとしたことを嬉しく感じる年になりましたね。 |
■『中島歯科医院』の特徴についてお聞かせください。 |
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歯周病をメインに診ていますが、そもそも歯周病は殆どの人が罹っている病気です。そのまま放っておけば歯が抜け落ちてしまう。ある意味これほど恐ろしい病気もないのですが、この疾患ほど周知が行き渡ってない病気も他にはないでしょうね。当院に初めていらっしゃる大半の方がそういう認識です。
初診の方で歯周病がある程度進行している方はまず現在の状況をご説明し、ご納得いただいた上で歯石の徹底的な除去をおこない、場合によっては手術により口腔内の環境を整備します。お口の環境が良くなれば、あとはご自分の管理が大事になってきます。開院当初から通ってきてくださる方の多くは正確にブラッシングをおこなえるようになっていらっしゃいます。
私は歯周病の専門医ですが、大学では歯周病の噛み合わせを専門としていました。いわゆる咬合治療と呼ばれるものですが、断っておきますと、歯周病と噛み合わせに直接の関連性はないんです。ですが、何らかの原因で片方の歯でしかモノを噛めない状態が続くと歯に負担が掛かり、結果として歯周病が進行します。これは逆の場合もしかりです。
咬合治療では顎の関節が左右同じように動くようプレートを入れ、過緊張を解いていきます。それによって歯本来の機能を取り戻すことが可能になり、最終的にご自分の歯を健康な状態で長く保たせることが出来ます。無論、それによって歯周病にもならず、それ以上の進行を抑えることが可能になるんです。 |
■診療に際して心掛けていることをお聞かせください。 |
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その方が何を望んでいるか。その人が思っている以上の治療をしてはならないし、まずは主訴を診て、患者さんの目下の望みを叶えるということになってきます。
例えば、歯を失った場合の選択肢として、入れ歯やインプラントが考えられます。ところが、これが歯周病がかなり進行している場合ですと、骨の量が少なくなっていて、インプラントはもちろん、入れ歯を入れたとしても安定性を欠くことになります。
そこまで説明した上でなお、自分の歯を置いておきたいという人もいますし、その時点で歯を抜くことでそれ以上の骨吸収を防ぐという選択肢もある。大事なのは今だけの話をするのではなくて、将来を見据えてのお話が出来るかということです。リスクをしっかり開示することで初めて長いおつきあいが出来るものと考えています。 |
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■先生のやりがいについて。また、『中島歯科医院』の今後についてお聞かせください。 |
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カルテをざっと数えると四千数百といったところで、そのうち毎月3、40人の方がメンテナンスに来てくださっています。痛みをとることで喜んでもらえるというのも、もちろん嬉しいことですが、こちらの考えを理解してくださって足を運び続けていただけるというのは歯科医師冥利に尽きることだと思っています。
正直なところを申しますと、これからの課題は自分の診療をいつまで維持出来るかということです。私も年ですからね(笑)。あとを任せることの出来る歯科医師を私の責任で探すということはしなきゃなりませんし、患者さんのフォローということは真剣に考えなくてはならないと思っています。 |
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■最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。 |
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虫歯についてはずいぶん皆さんの意識も向上されていますが、最初にもお話したように、歯周病についてはまだまだというのが現状です。歯周病は年配の方の病気というイメージがありますが、決してそんなことはありません。20代、30代から意識しておく必要があります。
歯ブラシをして出血があれば、それは異常であるということを認識していただきたいですね。そして、疑いを持たれたら早いとこ専門医に相談することをお薦めします。自分の歯を守れるのは自分なのだということを頭の片隅に入れておいていただければと思います。
※上記記事は2012.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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