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南外科泌尿器科

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南 孝明 院長& 健 副院長
インタビュー
南 孝明 院長& 健 副院長 ミナミ タカアキ & ケン
MINAMI TAKAAKI & KEN
南外科泌尿器科
生年月日:[院長]1939年1月7日 [副院長]1968年9月12日
出身地:[院長・副院長]東京都
血液型:[院長・副院長]B型
趣味・特技:[院長]旅行、ゴルフ [副院長]映画鑑賞
好きな本・愛読書:[院長]ゴルフダイジェスト(英語版)
好きな映画:[院長]ローマの休日 [副院長]ザ・ロック
好きな言葉・座右の銘:[院長]前例がない(・・・だから新しいことを) [副院長]明日出来ることは今日しない
好きな音楽:[院長]バロック音楽 [副院長]気に入ったものをその都度
好きな場所・観光地:[院長]フランス [副院長]ハワイ
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■お二人それぞれ、この道を志すようになったきっかけをお聞かせください。
【南 孝明 院長】
私の家は代々、三池藩の立花家の御典医を務めていました。藩医というのは江戸時代、殿様のお抱えの医師(武士)です。記録としてわかる範囲をたどっていくと、私が12代目で、息子が13代目ということになります。
それはともかく、私は子供の頃、手先が器用だったものですから、医師を継ぐか、そうでなければ大工になろうと考えていました。ところが、慈恵医大の教授をやっていた父からは「医師にはなるな」と言われました。大変な仕事だという自覚があったからこそ、父なりの親心みたいなものだったのかもしれません。ただ、結局、父がアメリカに行ってる間に私は受験をしてこの世界に入ってしまったんです(苦笑)。それでも、終わりよければ・・・というわけではないのですが、私が医師となって一番喜んでくれたのは父だったような気もしています。
『南外科泌尿器科』は昭和27年(1952年)に開院し、昭和57年(1982年)に私が跡を継ぐ形で現在に至ります。

【南 健 副院長】
医師であった祖父や、父から受けた影響が全てだったのではないかなと思っています。他の道を考えるということはありませんでしたし、尊敬出来る仕事だと思っていましたので、自然とこの道を進もうと考えるようになりました。
私は平成6年に聖マリアンナ医科大学を卒業後、同大学病院に13年勤務したのち父と一緒に診療に臨むこととなりました。

南 孝明 院長& 健 副院長 南 孝明 院長& 健 副院長

■泌尿器科の疾患について院長先生のお考えをお聞かせください。
【南 孝明 院長】
『南外科泌尿器科』では泌尿器科を私が、皮膚科を息子である副院長が担当しています。
泌尿器科の疾患については、男女問わず排尿に関するトラブルが多いですね。女性では800万人を越えると言われている過活動膀胱、男性は前立腺肥大症に伴う排尿障害がその大半となります。前立腺の日帰り手術(日帰り経尿道的前立腺肥大症手術)に関しては私が日本で初めておこなったということもあり、過去には問い合わせが引きも切らないという状況がありました。
泌尿器科の疾患は慢性疾患に類するものが多く、その大方が「年を取ったからしょうがない」と見過ごされがちです。ただ、これらの疾患で注意しなければならないのは、ある一点を越えてしまうと元の機能には戻らなくなってしまうということです。前立腺についても、症状が深刻化してからでは、あらゆる治療を用いたところで不可逆的な措置となってしまします。
取り返しがつかなくなる前にまず専門の病院をお訪ねください。「いつもと違う」「ちょっと変かな?」というくらいで調べていただくのがベストだと思います。

■副院長先生にお尋ねします。皮膚科治療一般について、また、特に力を入れておられる治療はございますか?
南 孝明 院長& 健 副院長表現が難しいのですが、皮膚科の診療は言ってみればクイズのようなところがあります。診断をしてその場でお薬を出し、それが合っていれば消えて治るわけですからね。正解が目に見えるわけです。皮膚科の疾患は患者さんにとっても非常に身近な病気であり、また、皮膚から他の内科疾患などが発見されるきっかけとなることも多く、そのぶん、私どもに課せられた責任も大きいと考えています。
私は皮膚科の専門医ですから、あらゆる皮膚疾患をすべから診ていかなければなりません。ですから、「特にこの疾患の治療に力を入れて・・・」という意識は持ってはいないんです。
ただし、私は大学の勤務医時代に、しみのレーザー治療も担当していました。これは美容皮膚科と区切るものではなく、あくまでも皮膚科の治療の延長線上にあるものと考えていただければ良いと思います。ここ墨田区では皮膚科で美容を扱っておられるところが少ないということもあり、幸い当院ではレーザー機器を導入しておりますので、この点ではお役に立てるのではないかと思っています。

■診療に際に心掛けていることをお聞かせください。
【南 孝明 院長】
的確な診断をおこない、それが自分の守備範囲を越えていると判断した場合には速やかに該当の施設に依頼をする。そこに尽きるかと思います。この点では私どもは大学病院に居た期間も長く、スムーズな連携が可能です。
最近ではジェネラリストという言葉が一般的となっています。「何でも診る」という姿勢を、一概に悪いこととは申しません。ですが、良かれと思って範囲外の治療をおこなうことが、時に危険を伴うということの自覚は必要です。
私のところにも「風邪を引いたから・・・」とお薬を所望される方がいらっしゃいますが、そうした時には「私は泌尿器科ですから・・・」とお断りしています。分をわきまえるというのは非常に大事なことだと思います。

【南 健 副院長】
お困りのことがあれば、どうぞお気軽にご来院いただければと思います。お家で1人で悩んでいてもしょうがありません。ご来院されて、御心配が取り越し苦労であったなら、それに越したことはないと思うんです。「これくらいの症状で来院したら怒られちゃうかな?」なんて考えず、友達に相談するような感覚でお気軽にお訪ねいただければと思います。

父と重なることになりますが、せっかく各科に分かれて専門に詳しい診療をする体制が整っているわけです。自らの領分については責任を持って診療をおこなうべきであり、他科の専門の部分についてはお任せをするという姿勢が大事だと思います。本当に患者さんのためを思うなら、ということですね。
患者さんと一緒に治す方法を考えていきましょうというスタンスをとっています。お薬をただ処方したとしても、患者さんが納得して使ってくださらなければ治るものも治りません。ですから、患者さんが良くなれば私も嬉しいですし、お悩みを一緒に共有しながら診療をおこなっていきたいと思います。

■最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。
【南 孝明 院長】
先程も申しましたように、私どもの手が及ぶ範囲のものは責任を持って治療をおこない、それを越えたものに関してはしかるべきところに速やかに紹介をする体制をとっています。 お困りのことがあれば、どんな些細なことでもご相談ください。その信頼に応える診療をおこなっていきたいと考えています。

※上記記事は2012.9に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

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