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大岩医院

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大岩 一彦 院長
インタビュー
大岩 一彦 院長 オオイワ カズヒコ
KAZUHIKO OIWA
大岩医院
生年月日:1957年2月27日
出身地:東京都
血液型:O型
趣味・特技:美味しいもの食べ、楽しいひと時を過ごす/スキー
好きな本・愛読書:葉隠、原因と結果の法則
好きな映画:アクション(洋画)
好きな言葉・座右の銘:不易流行、一期一会
好きな音楽:ソウルミュージック
好きな場所・観光地:オーストラリア
■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。
『大岩医院』は昭和元年以来、東京の下町で診療を続けてきました。祖父、父、そして私と代々で産婦人科医療を引き継いできたんです。ですから、「医者になるもの」という意識は小さい頃からのことでした。それをプレッシャーに感じるでもなく、かといって他の職業を夢見るわけでもなく、当たり前の選択肢として医師という職業を選んだということになります。
大学を卒業し、産婦人科の医局で15年勤務したのち、父の跡を受け継ぎました。医療の新しい考え方を柔軟に取り入れつつ、これまでおこなってきた産婦人科としての矜持を大事に診療をおこなっていきたいと考えています。

大岩 一彦 院長 大岩 一彦 院長

■『大岩医院』の診療内容についてお話しください。
妊婦健診等、産婦人科にまつわることをメインに診療していますが、その一方で最近は、人の病気そのものについて思いをめぐらすことが少なくありません。
医療が発達した現在、疾病の多くは対処療法による治療が可能になってきました。しかし、どんなに医療技術が進歩したとしても、完全に治すことは困難です。それを考えますと、これからの医療は「いかにして病気にならないか」という予防医学が重要度を増してくると思われます。
そこで当院では、病気の治療をおこなうのと同時に、病気の予防、そこから進んで健康の増進・維持に焦点をあて、病気にならない健康な身体づくりを提唱しています。『プラセンタ療法』、『高濃度ビタミンC点滴』等は、この考えを具体化にした治療になります。
私自身、実際に自分で体験するまでは半信半疑というのが正直なところでした。ですが、体験してみるとやはり身体の調子は如実に良くなることを実感し、研究に力を傾けることになったんです。
最後に、心と身体。その両方が美しく健康であることが、病気を未然に防ぐことにつながっていくと考えています。

■患者さんを診察する際に心掛けていることをお聞かせください。
大岩 一彦 院長30代の半ばから40代、50代の方。女性の方は更年期障害や予防医学も含めたトータルなケアが必要になってきます。その中で病院にいらした患者さんが何を悩んでおられるのか、どの症状を一番切実に考えておられるのかということを聞き出していくということに心を傾けています。
無論、婦人科ということでは、他人に言いにくい部分、逡巡してしまうところがあるかとは思うんです。しかし、だからこそ、仰っていただきやすい雰囲気を医院全体で作り、徹底してお話を伺うという姿勢でいることが重要だと思っています。

■子宮頸癌について院長先生の思うところをお聞かせください。
欧米に比べて、日本では子宮頸癌の検診率が非常に低い傾向にあります。その原因がどこにあるかというのは様々な分析がされているところだとは思いますが、子宮頸癌の低年齢化がこの国で大きな問題になっていることは皆さんもご存知のことだと思われます。
年に1回の検診を必ずお受けになること。加えて、子宮頸癌ワクチンの接種を出来る限り受けていただく。この2つのことさえご注意いただければ、子宮頸癌は未然に防ぐことが出来ます。ご自分のために、出来ることをまずしていただきたいと思います。
それから、乳がん検診についても、30代を迎えたら受けていただくことが重要になります。 これは私の専門外のことではありますが、そうであっても気兼ねなくご相談いただければ、しかるべき道筋を付けていけるように助言をおこなっていきたいと考えています。

■最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。
時代背景も大いに関係のあることですが、最近は心の病に悩んでおられる方がかなりの数いらっしゃると思うんです。これは男女問わずのことですね。
身体に何らかの不調を感じることがあれば、まずはご相談いただきたいと思います。実際、更年期障害の相談に見えた方を診察した結果、自律神経系の症状だったということもありました。
大事なのは、1人で悩まずに抱え込まないこと。地域に根差したかかりつけ医として、皆さんの不安を少しでも解消していけるようなお手伝いをさせていただきたいと思っています。

※上記記事は2012.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。


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