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のかりや歯科

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野苅家 清 院長
インタビュー
野苅家 清 院長 ノカリヤ キヨシ
KIYOSHI NOKARIYA
のかりや歯科
生年月日:1962年5月22日
出身地:東京都
血液型:O型
趣味・特技:ウィンドサーフィン
好きな本・愛読書:医学関連書籍、次郎物語
好きな映画:ローマの休日
好きな言葉・座右の銘:努力
好きな音楽・アーティスト:ハワイアン
好きな場所・観光地:ハワイ
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■院長先生のこれまでの経緯についてお聞かせください。
大学を卒業後、都内の歯科医院に4年間勤務し、1991年に『のかりや歯科』を開院しました。私は墨田区の生まれでして、この地域のホームドクターを目指して地元での開院を選択しました。
早いもので独立してから20年が経とうとしており、お子さんの時に通っていただいた方が今度はご自分の子供さんを連れて来られるという例も少なくありません。「そんなに経ったんだ・・・」という感慨を持つこともありますが、これからも地域の皆様の身近なかかりつけ医として良質な医療を提供していきたいと思っています。

野苅家 清 院長 野苅家 清 院長

■小児歯科治療が非常に評判が良いと伺っていますが?
お子さんからご年配の方まで様々な世代の方々を診ておりますが、その中で特にご支持いただいているのが小児歯科治療です。当院では泣いてしまったり歯医者さんに対して恐怖感を抱いているお子さんにいきなり治療を行うようなことはありません。まずは衛生士や医師とのコミュニケーションに始まり、治療器具を実際に見てもらうなどして徐々に慣れてもらう期間を設けて実際の治療にかかります。
『TSD』、「Tell、Show、Do」と言いまして、「話して、見せて、やってみせる」というのが小児歯科治療のいわば基本となります。この練習だけで1週間から2週間を掛けることも珍しくありませんし、その段階を越えて、勇気づけながら子ども達と一緒になって治療に取り組んでいきます。

「すぐ終わるから我慢してね」ですとか「痛くないよー」と言って治療に掛かるのは返って逆効果になることがあります。子供は正直ですから、だましだまし進めていくのは賢明な方法とは言えません。
事前に「今日はちょっと痛いよ」と伝えるくらいが後々を考えてもよりベストな姿勢であると考えます。実際に痛みがとれれば、子供ながらに「あ、治してもらった」という気持ちを持ってくれるんです。通り一遍ではなく、しっかりとしたコミュニケーションをとり根気良く取り組む姿勢が何よりも重要だと考えています。

■歯科治療における先生のスタンスについてお聞かせください。
野苅家 清 院長「親切、丁寧」をモットーにして施術をおこなっており、より多くの患者さんのニーズに応えるため、『ファインキューブ』というCT専用機や口臭治療測定器『プレストロン』といった最新の治療器具を積極的に取り入れています。
また歯科治療は進歩が著しい分野でありますので、より優れた技術や知識の取得・更新にも力を注いでいます。インプラントひとつとりましても、去年と今年でアプローチが全く異なるということも珍しくありません。そうした時代の中で同じ診療をいつまでも続けていいということはなく、より安全で精度の高い治療を常に求めていく姿勢が必要となります。

最近、患者さんから「先生がいないんだけど・・・」というご不満を頂戴することがあります(苦笑)。先進の医療を学ぶには海外に行くよりほかなく、そのために1週間、2週間という単位で病院を離れ、結果的に患者さんにご迷惑をお掛けしていることは本当に申し訳なく思っています。ただ、勉強のために行くのであって決して遊ぶために病院を空けているのではありません。そのことを皆様にご理解いただければ幸いに思います。

■“歯ぎしり”についてお教えください。
歯ぎしりは指摘されないと自分では気づきにくいものなんです。歯ぎしりをする方のおおよそ半分の方は「自分はしていない」と思っていらっしゃるように感じます。
歯槽膿漏などの徴候がある程度あれば、歯ぎしりをしていれば歯を壊すことにつながります。骨が溶けている状態で歯をガリガリしていれば当然歯は動いて、傷んでくるんですね。
当院ではインプラント治療を終えた方には必ずナイトガードと呼ばれる歯ぎしり防止装置を使用していただいています。何かあってからでは遅いですし、すでに一度歯を失ってる以上、リスクは極力抑える必要があると考えてのことです。
「虫歯もないのに痛みが・・・」という方は歯ぎしりが原因となっていることも多いようです。原因不明の痛みを抱えている方は一度、その観点に則ってかかりつけの歯医者さんにご相談されたほうが良いように思います。

■最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。
残念ながら日本では歯周病治療というものが軽視されている風潮は未だに残っているように思われます。痛くなってからではなく、いまある歯を長く残すという意識を持っていただきたいというのが私の願いです。
歯科治療はなるべく初期、初期に対応していくところだと思っています。苦痛を感じるようになってから治療に取りかかれば、当然相応の痛みや苦しみを伴うことになります。そうではなく、予防的に歯医者を訪れれば苦痛もない快適な診療を受けることが出来るのです。
定期的に検診を受けることを習慣として取り入れていただき、ご自分の歯をご自分で守るという意識を持っていただければと思います。

※上記記事は2012.1に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

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