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自然素材の注文住宅・リフォーム 駿河屋 |
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一桝 靖人 代表
イチマス ヤスヒト
YASUHITO ICHIMASU |
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自然素材の注文住宅・リフォーム 駿河屋 |
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生年月日:1969年4月15日 |
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出身地:東京都 |
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血液型:O型 |
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趣味・特技:沢登り |
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好きな本・愛読書:致知(人間学を学ぶ月刊誌) |
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好きな言葉・座右の銘:自我作古(じがさっこ)【福沢諭吉】「過去に成功事例がなければ、過去にやった人がいなければ、自分が歴史を作れ」という意味 |
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好きな音楽:ジャズ、クラシック |
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好きな場所・観光地:山形県飯豊町(仲間数人と購入した山小屋で年に数回、仲間や家族と過ごします) |
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■この道を志したきっかけとこれまでの歩みについてお聞かせください。 |
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駿河屋は江戸時代・明暦の頃から続く材木商の家柄です。歴史だけは古く(笑)、350年を越えています。現在ショールームになっている場所もかつては木材の加工場だったところで、職人さんがノミを使って木を削ったりするのを見ながら私は育ちました。
私どもは材木を提供する材木業を長らく営んできていたのですが、近年になり、大手の住宅メーカー等が海外から調達をするようになって状況が変わってきました。平たく言えば材木屋さんはお役御免ということになっていったんですね。
私はそうした時代背景を小学生の時分から聞かされて育ち、父からは「駿河屋をどう変えていくのか、自分で考えろ」と諭されてていました。いま考えてみると小学生の私に何を言うのかと思いますが(笑)。
父の薫陶もあり、私は建設会社に身を置いて学んできました。現在では父から『駿河屋』の跡を継ぎ、今年で10年経ちました。建設会社として新たなスタートを切ったところです。 |
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■自然素材を扱うようになった経緯についてお聞かせください。 |
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『駿河屋』では作り手主体ではなく、住まい手である家族を主体とした住まいづくりを提案しています。
現在の一般住宅は新建材を使用し、規格もピッタリと合って作りやすく、作業のスピード感は大したものです。高度成長の時代、住宅を作っても作っても足りなかった時代にはそれがマッチしていましたし、それによって経済が底上げされてきたという部分もまた確かなことです。ただ、私はそうした家づくりを見ていて、長らく違和感を感じていました。
一見、木で出来たように見えるビニールシートの扉。布のように見えるビニールクロス。これらは扱いやすいのは確かですが、化学物質を多分に含んでいるものも少なくなく、シックハウス症候群の一因ともなっています。
自分が本当に良いと思ったものだけをお客様に薦めたい。そして何より、作り手と住まい手の想いを繋げたい。ものづくりに携わる人には必ず想いがあるのです。
私たちは生産者にあって、その想いを聴き、品質が良いことは当然ですが、私たちが共感できたもの、本当にこの人がつくった物が欲しいと思った物を皆様にご提案することとしております。それが私の導き出した結論でした。家づくりを通じて、本物の素材が持つ良さや違いを皆様にご説明・ご紹介し、より豊かな生活とは何かということを発信していきたいと思っています。 |
■住まいづくりに於けるこだわりについてお話しください。 |
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当社では日本のもの、そして生産者の顔が見えるということにこだわって自然素材を扱っています。
例えば家具にしても、産地はもちろん、実際に生産者ご本人とお会いし、木や住環境に対する考え方を確かめた上で発注をしています。
こちらは一風変わった家づくりのアプローチをとっていまして(苦笑)、「家を建てたい」というお客様はまず山に足を運んでいただき、ご自分の手で木を切っていただくんです。食育という考え方がポピュラーになっていますが、言わば「住育」といったところでしょうか。
木を伐採するということは命をいただくということに他なりません。実際に木を切ることで、家に対する想いというものが育まれていくと思うんです。
大震災以降、消費者の考え方は確実に変わってきたと感じています。とにかく安ければ良いという時代は終わり、お値段にプラスα、気持ちを豊かにするものしかお金は払わないという時代になってきました。心を豊かにすることで、もっと幸せになれるのではないかと思うのです。本物の素材を通して生産者と消費者の間をつないでいきながら、付加価値のある住宅を提供していきたいと考えています。
しかし、 家づくりは大きなお金が動きます。当社のモデルルームで提案しているもの全てを行うと、価格的なご負担が大きくなるかもしれません。
そこで私達は、住まいのごく一部、例えば人生の1/3~1/4を過ごす寝室だけとか、大切な家族と過ごすリビングの床だけでも本当の素材を使うことで、気持ちが豊かになり、より安らぎや癒しの空間となることを感じて頂きたいと思っております。 |
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■「住」以外の取り組みについてお聞かせください。また、それらを体験出来る体感宿泊モデルルームについてもお聞かせください。 |
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『駿河屋』は「住」から発信し、「衣」「食」「住」、全ての質的向上を提案することを旨としています。極端な話、家だけ良いものが出来たとして、それだけで満足出来るものではないと思うんです。「住」が整えば、食べるもの、着るものにもこだわっていきたいと考えるのが普通のことだと思うんですね。
私どもは『つちからの会』というお客様などの自然派コミュニティーにおいて、安全で美味しいお米づくりや野菜づくりの輪を広げる試みもおこなっています。当社の体感宿泊モデルルームでは、時期によりますがこの会で作った無農薬のお米や野菜をご自分で好きなように調理し、ご賞味いただけます。もちろん、このモデルルームは天然素材のみで作られており、お客様はその良さを宿泊して実際に体感いただけるようになっています。
こちらでは食材のみならず、塩やお醤油といった調味料、さらには化粧品に至るまで、本物でありながら日常使いの出来るもの、私たちが共感したものをご提案しています。
本物の豊かさとは何か。ひとつの提案として皆様にご体験いただければ嬉しく思います。 |
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■最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。 |
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従来、私たちの生活環境は、自然と共に生かされ四季折々にうつり変わる「衣」「食」「住」を通し、豊かな自然に感謝をする毎日が身近にありました。
便利さと引き換えに、安心できる本物の自然素材が手に入りにくくなった現代社会において、少し立ち止まりいままでのライフスタイルと住環境を見直すとしたら・・・。
生産者や創り手、そして住まう家族の思いをつなぎ適正価格の本物を提供することで、自然に感謝し幸せに生きる「地球と調和する生活」を伝え広げる、それが私たちの使命だと感じております。
最新の建築技術や設備を取り入れつつ、ご家族の健康はもちろん環境にも負荷を掛けない住まいづくりを楽しみながら実践し持続可能で豊かな社会を実現するための一助となる建設会社。それが私たちの目指す駿河屋です。
※上記記事は2012.5に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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